スペシャルウィークの産駒になぜ尾花栗毛が多いのかという考察です。
生物についても競馬についても素人が書いたので間違っている可能性があることを前提にどうぞ。
参考
- 馬の毛色
- 栗毛
- Flaxen gene(英語版Wikipediaの尾花栗毛のページ)
まず大本の毛色である栗毛は劣性遺伝。
そして大本の毛色を決める遺伝子とは別にタテガミや尻尾などの長毛を淡くするf因子があり、この影響で尾花栗毛が生まれるようです(http://www.bitcat.net/sumihiro/gallery_hr/fig_color/)
英語版Wikipediaによると "The trait may be produced by a homozygous recessive allele" 、要するに尾花栗毛は劣性遺伝ということが書いてあります。
劣性遺伝ということは尾花栗毛の個体は両親からf因子を受け継いでいなければなりません。
また尾花栗毛は栗毛でないと発現しないので、仮に遺伝子型がffでも栗毛以外の個体であった場合は無意味となります。
この条件から出せる結果は、スペシャルウィークはf因子を確実に持っているということです。
つまり遺伝子型はFfかffのどちらかですが、スペシャルウィークは黒鹿毛なので判断がつきません。
同様にスペシャルウィークの両親はサンデーサイレンスが青鹿毛、キャンペーンガールが鹿毛なので、両親のどちらから受け継いだのかも一見しただけでは分かりません。
確率としてはffよりはFfのヘテロである可能性のほうが高いです。
またサンデーサイレンスがf因子を持ってたら、今頃もっと尾花栗毛の馬がいるのではないか? という疑問が浮かびます。
もちろん断定できるものではないですが、孫世代を見ても尾花栗毛の馬はあまり見当たらないように思えるので、スペシャルウィークは母キャンペーンガールからf因子を受け継いでいると考えるのが妥当のように思えます。
実際に同じようなことを考える人はいるようで、検索するとキャンペーンガールの母父セントクレスピンの名前を挙げてるページが見つかります。セントクレスピンの父オリオールも、更にその父ハイペリオンも栗毛だそうです。
さて、スペシャルウィークはFfであると仮定して話を進めます。
今度は毛色の遺伝の話です。
毛色と言えばディープインパクトは栗毛の子が生まれないと有名ですが、これはディープインパクトがggEEAaという遺伝子型を持っているからです(追記:もしかしたらggEEA(At)かも)
このggEEAaというのは馬の毛色を決める遺伝子の主要な3つをまとめたものです。
簡単に説明するとG/gは芦毛かどうかを決める遺伝子です。
芦毛は優性なのでGがあったら他の遺伝子型が何であろうと芦毛になります。逆に言うと芦毛以外の馬はこれが必ずggです(厳密には芦毛と白毛以外)
なので芦毛と白毛以外の毛色は残る2つの遺伝子で決定されます。
2番目のE/eというのはMC1Rという遺伝子で、栗毛(栃栗毛)とそれ以外を分ける働きをしています。栗毛は劣性遺伝なのでここがeeにならないと発現しません。
Eは優性遺伝なのでEEとEeの場合は鹿毛か黒鹿毛か青鹿毛か青毛になります。
ディープインパクト産駒に栗毛がいないというのはこの遺伝子が理由です。
EEという遺伝子型を持っているディープインパクトの場合、産駒には必ずEが遺伝するのでEEかEeの組み合わせしか生まれない=突然変異でもない限り栗毛は生まれないという仕組みです。
最後のA/aはASIPという遺伝子で、青毛とそれ以外を分ける働きをしていると言われています。
Aが鹿毛遺伝子でaは青毛遺伝子、優性なのはA。つまりAAやAaは鹿毛(黒鹿毛)で、aaが青毛になります。
ちなみに鹿毛と黒鹿毛がどうやって分かれるのかは未だに解明されていないそうです。栗毛と栃栗毛も同様に未解明だそうで。
そうなると残るのは青鹿毛ですが、ここでAtという遺伝子が登場します。
AtというのはAの変異型です。毛色を鹿毛にする遺伝子が変化して青鹿毛を出すようになった、というようなイメージでしょうか。
優性の度合いはA>At>aの順に優性なので、Aがあると鹿毛か黒鹿毛、AがなくAtがあると青鹿毛、AもAtもない=aaは青毛です。
スペシャルウィークは黒鹿毛なので、ggでEとAがある組み合わせです。
そして栗毛の産駒がいるのでMC1RはEeに限定されます。
よってスペシャルウィークの遺伝子型の組み合わせはggEeAAかggEeAaのどちらかですが、サンデーサイレンス産駒であることを考えるとggEeA(At)という可能性も考慮する必要があります。
(ちなみに「ggEeA(At)」とAtに括弧を付けてるのはこれだけ二文字で混同しやすそうなので、区別のために私の独断で付けています。なのでこの先の(At)という表記は便宜上のもので、遺伝学的には正しくない表記の可能性が高いということを前提に読んでいただければと思います)
ちなみにサンデーサイレンスも栗毛の子がいるのでggEe(At)aかggEe(At)(At)のどちらかですね。
同じように母キャンペーンガールも栗毛の子を産んでいるのでEe、鹿毛なのでggEeAAかggEeAaのどちらかになります。
サンデーサイレンスが(At)(At)か(At)a、キャンペーンガールがAAかAaだとすると、スペシャルウィークのASIPは何になるのでしょう。
結論から言うと、スペシャルウィークはA(At)という遺伝子型の可能性が高いです。
スペシャルウィークには父からAt、母からaを受け継いだと思しき青鹿毛の産駒が複数いるためです。
キャンペーンガールの血統に青鹿毛の馬は見当たらないので、このAtはサンデーサイレンスから受け継いだもので間違いないでしょう。
そしてAtを持っているのに黒鹿毛なのですから、キャンペーンガールからはより優性のAを受け継いでいます。
なおサンデーサイレンスですが、父ヘイローを遡ると青鹿毛の馬がいて、母馬のほうに青鹿毛は見当たらないので(At)aの可能性が高いと思われます。
キャンペーンガールはAAかAaのどちらかですが、どちらなのかはわかりません。どちらもあり得ます。
スペシャルウィークがggEeA(At)らしいという前提に立つと、相手の繁殖牝馬はggでEeかeeなら栗毛が生まれる可能性があります(栗毛の場合ASIPは抑制されるようなので無視できる)
つまり毛色の遺伝子がggでEeかeeで、かつf因子を持ってる馬とスペシャルウィークを配合すると尾花栗毛が生まれる可能性があるということになります。
ggというのは芦毛以外の馬は全てあてはまりますし、eeは栗毛しか持ちませんが、Eeは鹿毛、黒鹿毛、青鹿毛、青毛が持っている可能性があるので栗毛の馬が生まれる可能性はそこまで低確率というわけではなさそうです。要するに白毛と芦毛以外でEEでなければいいんですから。
もちろん一番生まれやすいのは鹿毛と黒鹿毛ですが。
さて、世の中にはf因子を持っている馬がどのくらいいるんでしょうか。
何しろf因子は栗毛でなければ意味がないし、仮に栗毛でもffにならなければ発現しないわけですから、実際にどのくらいの馬が持っているのかは未知数です。
しかし尾花栗毛の馬がそこまで多くない以上、そこらじゅうにありふれてるということはなさそうです。
そのうち牝馬で、しかも栗毛を生む可能性のある馬に絞ったらどのくらいの数になるのでしょうか。
そしてその牝馬の種付け相手がスペシャルウィークである可能性はどのくらいあるんでしょうか。
こうして考えてみると、スペシャルウィークの産駒に尾花栗毛が何頭もいるのは不思議な感じがします。
そのうえ「スペシャルウィークの尾花栗毛の産駒は走る」なんて言われるなんてちょっとお膳立てが過ぎる気がしますね。もっとも「走る」というのは一部の馬が強烈な印象を残してるから言われてるだけのことかもしれませんが。
ではスペシャルウィークの産駒で尾花栗毛の馬ってどれくらいいるんでしょうか。
気になったので調べてみようと思いました。…が、いくらそこまで大量に種付けしてないとはいえ10年以上も種牡馬やってるんですから産駒はたくさんいます。
netkeibaによると産駒一覧は1207件、出走した産駒は960頭だそうです。流石にこれを調べるのは非現実的です。
仕方ないので「スペシャルウィーク 尾花栗毛」とかで検索してみました。
そうしたらTwitterでスペシャルウィーク産駒の尾花栗毛をまとめたものが出てきました。
これによるとトーホウジャッカル、ゴルトブリッツ、ウインフルブルーム、サンバレンティン、フローテーションの5頭。
1000頭以上産駒がいて5頭ですから割合的にはそこまで高くありませんが、勝ち上がり率は凄いです。
もっともこれはパッと思いつくような馬=そこそこ活躍した馬である可能性が高いです。
これ以外にもいないかなと思って探したらいました。ニシノデンジャラス。地方競馬から中央に移籍した経歴の持ち主で、中央移籍後はパッとしなかったようですが…
他にも探せばいそうですが、ちょっと見つからなかったのでとりあえず確認できたのがこの6頭です。
他にも活躍できなかった無名の尾花栗毛産駒がいるかもと考えると勝ち上がり率が驚異的という部分は眉唾かもしれません。ですがトーホウジャッカルは菊花賞馬で、それ以外も重賞勝ち馬が多いです。
スペシャルウィークにはシーザリオやブエナビスタという活躍馬もいますから、尾花栗毛の戦績だけが飛び抜けてるわけではないのですが、それにしても尾花栗毛の産駒は結構走ってる印象があります。
で、これら尾花栗毛産駒の血統図見てたら気がつきました。
ノーザンダンサーのクロスが多いな、と。
トーホウジャッカルはノーザンダンサーの5x4
ウインフルブルームもノーザンダンサーの5x4
サンバレンティンはノーザンダンサーの5×3
ゴルトブリッツはノーザンダンサーの5×5
ニシノデンジャラスもノーザンダンサーの5×5
フローテーションは当てはまらず。
あれ?と思ってノーザンダンサーを調べてみました。
毛色は鹿毛なのでこれだけでは分かりませんが、産駒や孫を見れば何か分かるかもしれません。
そうしたらゴールドシチーが出てきました。
尾花栗毛の有名どころですね。Wikipediaによると「父ヴァイスリーガルの特徴を受け継ぎ、幼い頃から金色のたてがみと尾を持つ尾花栗毛であった」となっているので、父親であるヴァイスリーガルというのも尾花栗毛であった可能性が高そうです。残念ながら栗毛としか書かれていないのでよくわかりませんが。
ヴァイスリーガルはノーザンダンサーの子なので、じゃあ親はどうだということで今度はノーザンテーストです。ノーザンテーストも血統図には栗毛としか書かれてませんでしたが、画像を検索するとそこには見事な尾花栗毛の姿が!
競馬に詳しい人ならすぐ分かるんでしょうが、私はまだそこまで知らなかったので「へえ!」って感じでした。
ノーザンテーストが尾花栗毛ということは、その子ノーザンダンサーがf因子を受け継いでる可能性はあります。ヴァイスリーガルが尾花栗毛かどうかは定かでないですが、ノーザンダンサーの子であるなら尾花栗毛である可能性はあるし、それがゴールドシチーに受け継がれたというのも十分あり得ます。
もっともゴールドシチーは母馬がハイペリオンに行き着くので(スペシャルウィークと同じ)、こちらから遺伝している可能性もあるんですが。
それからウインフルブルームの母ハナノメガミは尾花栗毛です。こちらは母父がノーザンテースト。父はサクラユタカオーなのでサクラユタカオーもf因子を持っていたということですね。つまりその父テスコボーイか母アンジェリカがf因子持ちということで(以下省略)
あれ、テスコーボーイ? ゴールドシチーの血統表にいましたね。テスコボーイの母父はハイペリオンなので…?
まあいいや、これはひとまず置いておきましょう。またあとで。
他に有名どころだとサッカーボーイも母父がノーザンテーストですね。
あと尾花栗毛の代表ともいえるトウショウファルコは父グリーングラス、母カメリアトウショウなのでこの2頭もf因子を持っています。
グリーングラスはハイペリオンが入ってますね。しかも4×5のクロスです。カメリアトウショウもハイペリオンの4×5…
何はともあれノーザンダンサーもf因子を受け継いでいたとすると、スペシャルウィーク産駒の尾花栗毛の謎が解けるような気がしませんか。
スペシャルウィークにとってノーザンダンサーは4代父なので、ノーザンダンサー系の牝馬を付ければ産駒には5×nのクロスが発生するわけです。
仮にこれを狙ったとすると、ノーザンダンサーの子孫はf因子を受け継いでいる可能性があるので、栗毛の生まれる遺伝子型の牝馬であれば尾花栗毛の子が生まれてもおかしくないということになります。
確率としてはそこまで高くないと思いますが、無作為に組み合わせを選ぶのに比べたらよっぽど可能性が高そうです。
少なくともニシノデンジャラス以外の尾花栗毛産駒はそこそこ走った馬です。というかニシノデンジャラスも地方ならもっと勝ち鞍増えていそうな感じです。中央でもダートだったら…と言われてたようですし。
フローテーションはノーザンダンサーのクロスは持ってないので今回は度外視です。
実際にノーザンダンサーの5代クロスというのがどの程度求められるものなのかは分かりませんが(4×3は有名ですが)、シーザリオは5×3、ブエナビスタも5×4のクロスを持ってますから全く意識されないわけではないのかなと思われます。
少なくともノーザンダンサーの5代クロスで活躍実績があるわけですから、配合として狙うというのはありそうです。実際に薄いクロスでも重要な効力を発揮してたりするそうなので、薄いから意味がないというわけではないようです。
もちろん特に狙っていたわけではないけど結果的にクロスになったという場合もありそうですが。
そんなわけで「スペシャルウィークの産駒に尾花栗毛が多いのは、ノーザンダンサーのクロスを作ると副産物的に生まれる可能性があるから」というのが今回の結論(仮説)です。
逆に考えるとノーザンダンサー系で栗毛を出す毛色の牝馬は、尾花栗毛のキャリアな種牡馬に付ければ尾花栗毛の産駒が生まれることがあるわけです。
もちろん運良く栗毛に生まれて、運良くffにならないと駄目なんですが。
ノーザンダンサー系の繁殖牝馬はたくさんいそうなのに尾花栗毛がそこまでいないのは、尾花栗毛の遺伝子はキャリアであっても保有個体が少ないということになるんでしょうか。
確かにノーザンダンサー系の繁殖牝馬で尾花栗毛のキャリアな馬もそこまでたくさんはいないように思えますし。
今後の課題
- フローテーションの尾花栗毛はどこから?
- ハイペリオン、オリオール、セントクレスピンらは本当にf因子を持っていたのか?
フローテーションはともかく後者。
テスコボーイも実はf因子を持っていたのでは?という可能性が出てきたので、これは調べたいところですね。
f因子は栗毛以外の馬でも保有するし遺伝するので、ルーツは必ずしも栗毛の馬とは限らない。つまり本当にセントクレスピン〜ハイペリオンがそうなのかは分からないと思っていたんですが、尾花栗毛の馬の血統図にハイペリオンがいることが多そうなんですよね。これはもしかするともしかするんでしょうか。
とはいえ、キャンペーンガールにはノーザンダンサーも入っているのでこちらから来ている可能性もあるわけです。
キャンペーンガールは父系にノーザンダンサー、母系にハイペリオンですから、両親からfを受け継いだ隠れ尾花栗毛だった可能性もゼロではありません。
キャンペーンガールの産駒で栗毛の馬は2頭。どちらも尾花栗毛ではないようですが、仮にキャンペーンガールがffでも相手の種牡馬がff以外ならFfのヘテロ個体が生まれます。少ない産駒に尾花栗毛がいなくても不思議ではありません。
なおスペシャルウィークの半兄父リネンタイヨーはサクラユタカオー産駒で普通の栗毛です。サクラユタカオーはf因子を少なくとも1つは持っていた馬なので、今後の参考になるかもしれません。
もちろんスペシャルウィークの場合はサンデーサイレンスから遺伝してた可能性もありますし、もっと言えばスペシャルウィーク自身が突然変異のffだったという可能性もゼロではないです。
もしもスペシャルウィークがffだとしたら、生まれる産駒の尾花栗毛率が少し上がるということですね。
ffとFfの組み合わせならfが遺伝する確率は1/2なので、栗毛になりさえすれば半分は尾花栗毛になるという計算です。
栗毛になる確率はEeとEeかeeの組み合わせでeeになる場合なのでEeとなら1/4、eeとなら1/2なので…
うーん。どうなんでしょう。
やっぱりFfのような気がしますが真実は藪の中ですね。
尾花栗毛の突然変異というのは聞いたことがないんですが、理論上は存在する筈です(そもそも突然変異で生まれなければ尾花栗毛自体が存在しない)
それに長毛の発色に関する遺伝子F/fが毛色の遺伝子とは全く関係なく存在しているのなら、非栗毛でffの突然変異というパターンも考えられます。
非栗毛の場合はffであっても外見には反映されないので、子孫に運良く尾花栗毛の個体が生まれない限りは分からないし、仮に尾花栗毛の個体が生まれても「非栗毛の馬が突然変異で尾花栗毛になる遺伝子を持っていた」という事実に辿り着く人がどれほどいるものか。というか普通は辿り着けないですよね。見た目で分からなければ判断できないわけですし。
そもそも尾花栗毛の遺伝の仕方について知っている人自体がそんなに多くなさそうだなというのが、今回色々と調べていて感じた手応えです。
漠然と「栗毛の馬から遺伝する」というイメージを抱いている人が多いのかなと…
非栗毛の馬でも尾花栗毛の遺伝子を保有するという点についてはスペシャルウィークのおかげで気付いている人が多そうなんですが、劣性遺伝というところまで知っている人はあまりいないように感じます。
まあ知ったところで競争成績には全く関係ないので調べる人が少ないのは当然なんですけどね。
閑話休題。
スペシャルウィークがf因子を持ってるのは確かなので、ノーザンダンサーのクロスと一緒に尾花栗毛も生まれるんじゃないかという結論自体は結構いい線行ってるんじゃないかと思うんですが、毛色の遺伝とかの部分はちょっと自信がないです。
Atって本当にAtのまま遺伝するんですかね。あと変異型ってことはAから突然変異でAtになることもあるんですよね。というかそもそものWikipediaに「青鹿毛を発現する変異型も想定されている(At)」ってなってるんですけど、想定されているってことは確定じゃないということなんでしょうか。
あとここまで書いてて気付いたんですが、Fは本当に優性なんですかね。もしかして不完全優性という可能性があったりとかするのでは…
たまにいる栗毛で尾花栗毛っぽいけど尾花栗毛ってほどハッキリしてないやつってもしかして不完全優性が出てるのでは…? 栗毛以外は影響がないから気付かないだけなのでは…??
いや、実際のところは分からないですけど。最後にちょっとそんなことを思いました。
素人じゃ太刀打ちできないので早く研究が進むといいんですけどね。
しかし熱帯魚の世界でも「色の遺伝は不明な部分が多い」ってよく見る記述だったんですが、馬も似たような感じなんですね。世の中まだまだ謎だらけってことですかね。